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ヤマトHC、家財宅急便を刷新、基本料金15%値上げ

2014年8月21日 (木)

ロジスティクスヤマトホールディングスは21日、同社傘下で引越サービスや「らくらく家財宅急便」などの生活支援事業を行うヤマトホームコンビニエンス(東京都中央区)が、家財宅急便で主軸となりつつあるeコマースの利用顧客ニーズに対応したオプションサービスを充実させるため、家財宅急便を全面的にリニューアルすると発表した。

家財宅急便はCtoCから取扱いを開始し、家電量販店を中心としたBtoCへ拡大してきたが、最近ではeコマースに関連する顧客の利用が大きく増えていることから、ニーズに変化に対応するため、リニューアルを実施することにしたもの。

「商品配達時の取扱い説明サービス」「下取り品引取りサービス」「家具移動サービス」などのオプションサービスの拡充を含め、全面的にサービスを刷新。テクニカルドライバーの拡充・社内研修体制の構築や品質管理体制の強化に合わせ、基本料金の改定も実施する。

具体的には、有料オプションサービスの拡充策として法人向けサービスを123アイテム、個人向けのサービスを28アイテム取り揃えた。新規サービスとしては、法人向けに商品配達時の取扱い説明、返品買取り、下取り品引取り、受取り時間指定(1時間枠)などを開始。個人向けには家具移動サービスや、DVD、HDD、BRプレイヤー配線取付サービス、照明取付け・取外し、受取り時間指定などのサービスを提供する。

これらに合わせて実施する基本料金の改定では、平均15%程度の値上げを行う。今後、配達時に顧客が希望するサービスに対応するため、羽田クロノゲートで顧客宅を再現した研修施設を活用した社内研修体制を構築し、自社の社員で対応できるサービスを拡充していく。