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「TA-Q-BIN」と連携、日本品質で展開

住友商事、マレーシアEC事業「ソウカイ・マイ」オープン

2014年9月29日 (月)

EC住友商事、マレーシアEC事業「ソウカイ・マイ」オープン住友商事は29日、マレーシアでEC事業「ソウカイ・ドット・マイ」(SOUKAI.my)を開設し、同国全土を対象に、生活用品を中心としたECサービスを提供すると発表した。同社が100%出資して設立した「住友Eコマース・マレーシア社」が運営主体となる。

同国は人口3000万人、一人当たりGDPは1万ドル超、インターネット普及率60%超となっており、近隣諸国に比べてネットユーザーの多さが特徴となっている。

同国のEC市場は2011年から14年までに240%(年率135%)と高い成長率で推移しており、日本の大手EC企業も参入。一方で小売全体に占めるECシェアは1%に満たず、成長・拡大の余地が大きいとみられている。

SOUKAI.myでは、「日本品質でユニークな商品を届ける」ことをミッションに掲げ、日本などマレーシア国外からの輸入品を含めた幅広い商品を揃えた。

配送は「宅急便(TA-Q-BIN)」サービスを提供しているマレーシアヤマト運輸と提携し、日時指定に応じた配達や代金引換サービスなど、日本同様のきめ細かいサービスを提供していく。

同社は日本で日用品ECサイト大手に成長した「爽快ドラッグ」をモデルに、アジアでEC事業を積極展開しており、中国の「品店」(ピンディエン)、インドネシアの「Sukamart」(スカマート)に続く取り組みとなる。

このほかに、ベトナムでは書籍を中心としたECサイト「Tiki」(ティキ)に30%出資しており、2020年には国内と海外を合わせて年間売上を1000億円規模まで拡大したい考え。