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土不要、少量の肥料と水で栽培

JNC、独自技術用い農業参入、16年からトマト栽培

2014年10月23日 (木)

産業・一般JNC(東京都千代田区)は22日、独自の農業技術システムの事業化に向け、大分県玖珠町で新たに農業生産法人を設立して農業への参入を目指すと発表した。

同社は液晶材料や有機EL材料の製造販売、研究開発を基幹事業とする一方で、研究開発テーマとして「環境」「食糧」も重要な課題と位置付けている。

2011年に開始した農業栽培システム技術の研究開発では、土を使用せず、従来の土耕栽培や水耕栽培に比べて少量の肥料と水で作物を栽培できるという。

この技術で栽培したトマトは、高糖度で旨みがあり、高栄養価という特徴が確認されており、テスト販売での評価も上々だったことから、新会社を設立し、大分県玖珠町の高冷地で大規模圃場の確保と栽培施設を建設することにしたもの。栽培面積は1ヘクタールで、16年4月からトマトの栽培を開始する。