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住友化学、5社目の農業法人設立、みつばを生産

2012年1月23日 (月)

話題住友化学は23日、全額出資の新会社「住化ファーム三重」を設立し、営業を開始したと発表した。新会社は住友化学グループの肥料、農薬などの農業関連製品を用い、三重県志摩市磯部町の農場でみつばの栽培を行う。生産された農産物は、同社グループの農産物販売会社「日本エコアグロ」を通じて販売する。

 

住友化学グループは、幅広い農業関連製品やサービスを取り扱うとともに、効率的な農業生産を支援する「トータル・ソリューション・プロバイダー」ビジネスを展開。2009年5月にイチゴ栽培を行う農業法人「住化ファーム長野」を設立して農業に参入し、トマト栽培を行う農業法人として09年12月に「住化ファームおおいた」、11年9月に「住化ファーム山形」を設立、栽培指導や農場経営に関するノウハウを蓄積してきた。

 

また、11年8月に経団連未来都市プロジェクトの一環として愛媛県西条市に設立した「サンライズファーム西条」では、レタス栽培に関する先進的な農業技術の実証実験に取り組むとしている。

 

同社グループが5番目の農業法人として設立した「住化ファーム三重」は、「有限会社三重リーフ」との業務提携を通じ、収益性向上と生産拡大が期待できる農作物の企画・生産を行い、産地育成や新規就農支援による地域貢献を目指す。

 

まずは三重リーフが先駆的に蓄積してきた、水耕みつばの安定生産、生産拡大を可能とする栽培技術、経営ノウハウをもとにみつばを栽培し、日本エコアグロも協力して販売事業の安定化を図る。