財務・人事第一中央汽船が10月31日に発表した4-9月期決算は、売上高が0.8%減(前年同期比)の802億5500万円、営業損益が41億400万円の損失(前年同期は51億2000万円の損失)となった。
資本増強を行うことで財務基盤を強化し、所有船の売却、用船解約などを実行して経営の安定化を図る一方、全船型で減速運航を徹底し、一般管理費の削減に取り組んだが改善には至らず、多額の損失した。
下期は外航不定期船市況が10月中旬から大型船を中心に回復傾向にあるものの、「想定よりも回復が遅れている」として、通期予想を下方修正した。通期は売上高1600億円、営業損失43億円、最終損失57億円を見込む。
[第一中央汽船]2015年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第2四半期 | 2014年3月期第2四半期 | 増減 | |
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売上高 | 80,255 | 80,882 | -0.8% |
営業利益 | -4,104 | -5,120 | - |
経常利益 | -5,090 | -5,928 | - |
当期純利益 | -4,853 | -11,530 | - |