特種東海製紙、島田工場で火災、チップ貯蔵庫焼失

国内特種東海製紙は5日、同社島田工場（静岡県島田市）で昨年12月31日朝5時53分頃に火災が発生したと発表した。出火原因は調査中で、3日17時32分に鎮圧。現在、鎮火に向けて消火活動を行っている。

5日14時時点で人的被害はないものの、35億円で取得した木質チップ貯蔵庫（簿価5億円程度）や絶乾4300トン（簿価8000万円程度）が焼失したとみられる。

火災は島田工場の木質チップ貯蔵庫と周辺設備で発生。同貯蔵庫と絶乾4300トンが焼失したとみられ、同社は被害の詳細確認を進めている。

同社が1日付で出した三澤清利社長名の「お詫び」では、「昼夜を分かたず鎮火に向け」た消火活動を行っているものの、同日時点でも消火活動が続いていることを説明した。チップサイロに貯蔵している木質チップが燻され、周辺で「大量の煙と焦げ臭さ」が発生しているという。

■特種東海製紙島田工場
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