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GLP、3Qのファンド報酬92%の伸び、中国事業けん引

2015年2月5日 (木)

財務・人事グローバル・ロジスティック・プロパティーズが5日発表した2014年10-12月期決算は、堅調な中国の業績とファンド運用プラットフォームの拡大でファンド報酬が92%の大幅な伸びを記録した。運用資産は米国の取引完了を織り込み、2兆4577億9200万円(204億米ドル)へ拡大する見通し。

収入は1%増の215億6600万円(1億7900万ドル)、最終利益は36%減の134億9400万円(1億1200万ドル)となった。

中国での新規・増床の賃貸借契約は25%増加、開発案件の竣工は71%拡大した。16年度は開発案件の竣工が2771億400万円(23億米ドル)となり、79%増加する見通し。

同社のミン・メイ共同創業者兼最高経営責任者は「第3四半期は中国でのリーシング、開発の状況が引き続き好調だった。今年度は複数の新たな投資家が中国ビジネスに参画したことで、GLPの開発用地の調達力と新しいビジネス創出の機会を強化できると予想している」と述べ、今後も中国事業が同社のビジネスをけん引するとの見通しを示した。

期中の平均稼働率は中国89%、日本99%、ブラジル98%と堅調に推移。日本では12万7000平方メートルの新規、増床賃貸借の契約を締結し、賃貸借契約の更改時賃料が2.2%上昇した。