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日通、マレーシア向け海上リーファー混載を開始

2015年3月25日 (水)

ロジスティクス日本通運は25日、冷蔵管理が必要な食品を対象としたマレーシア向け海上リーファー混載サービスを27日から開始すると発表した。

ASEAN諸国では日本酒、米、味噌、混載といった青果物やチョコレートなどの加工食品のニーズが高まっているが、これまでは少量であっても顧客ごとにリーファーコンテナを1回ずつ仕立てる必要があった。

日通の新サービスは、複数の顧客の貨物を混載してマレーシア・ポートケランまで輸送するサービスで、発着の冷蔵倉庫を保税対応とすることで冷蔵管理の必要な食品の海上混載輸送を業界で初めて実現した。

コンテナを仕立てる場合に比べ、1トンの貨物を輸送する場合は70%の輸送コストを削減できるという。船社はOOCLを利用し、東京のCFS(コンテナフレイトステーション)からポートケランのCFSまで最短14日で輸送する。

また、冷蔵管理の必要な食品の輸送は途上で傷みやすく、鮮度を保てない事情があることから、同社は昨年3月に損保ジャパン日本興亜と協同で生鮮食品輸出専用運送保険サービスを発売した。今回のリーファー混載サービスでもこの保険を付保する。