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ホッカンHDと豊田通商、インドネシアの飲料市場に参入

2011年6月3日 (金)

荷主ホッカンホールディングスは3日、豊田通商とともにインドネシアの飲料市場に参入し、清涼飲料用ペットボトル製造・受託充てんの合弁会社を設立すると発表した。9月に設立し、2012年5月から操業を開始する。

 

今後拡大が見込まれるペットボトル清涼飲料市場の開拓を目指し、新会社を設立することにしたもので、新会社はペットボトル製造設備から無菌方式の充てん設備までを備える。製造能力は年間500万ケース(1億2000万本)で、無菌方式により高品質で軽量な製品を製造する。

 

ホッカンHDは、これまで東南アジアの清涼飲料市場で、マレーシア、ベトナムに受託充てん会社を設立し、グループとしての海外事業を進めてきた。新会社では、清涼飲料市場でのペットボトル製造から充てんまでの一括受注・製造を行う事業を、子会社の北海製罐と日本キャンパックが展開する。

 

日本有数の総合容器会社である北海製罐の高度な容器製造能力と、日本最大手の受託充てん会社の日本キャンパックの品質保証体制、新商品開発力を生かし、現地・欧米・日系の食品・飲料メーカー向けの製品を、受託製造する。

 

豊田通商は、原材料・資材の調達、マーケティング、経営サポートを担当する。

 

■新会社の概要
会社名:PT.HOKKAN INDONESIA
所在地:インドネシア西ジャワ州ボゴール県
設立時期:2011年9月
操業開始時期:2012年5月
資本金:約42億円相当のインドネシアルピア
出資比率:ホッカンHDグループ70%、豊田通商グループ30%
事業内容:清涼飲料用容器製造、受託充てん事業