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楽天、ブラジルのEC事業に参入、イケダ社を子会社化

2011年6月7日 (火)

EC楽天は7日、ブラジルでECプラットフォームを提供するイケダ社の株式75%を取得し、子会社化したと発表した。

 

イケダ社は、ブラジルで小売業者にSaaS型のEC事業プラットフォームを提供しており、同社のプラットフォームを利用することで、小売業者はECに必要なサービス機能やデザインなどを独自に構築することができるとともに、インターネット通販・運営に関するサポートサービスも受けることができる。

 

現在、イケダ社はソフトウェア会社のブラソフトウェア、玩具を扱うリハッピー、CDやDVDを扱うビエドラー、ペット用品店のコバシ、家具店のエトナなど100を超えるブラジルの小売業者に対してプラットフォームサービスを提供している。

 

ブラジルは、ラテン・アメリカ圏のインターネット利用者の約4割を占め、中間所得層の拡大やデジタル機器などへの旺盛な購買意欲を背景に、インターネット通販が拡大。EC事業は年間18%の伸びが予測されており、市場規模は2016年までに2010年の2.8倍に当たる約220億ドルに達するとみられている。

 

楽天は、イケダ社の顧客ベースと、自社のEC事業ノウハウやECプラットフォーム技術を組み合わせることで、シナジー効果を期待しており、イケダ社のECプラットフォーム事業を強化するとともに、楽天のBtoBtoCマーケットプレイス型のビジネスモデルをイケダ社にも導入する。