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電力3社、今秋英国から高レベル放射性廃棄物を輸送

2015年6月15日 (月)

荷主東京電力、関西電力、九州電力の3社は12日、海外からのガラス固化体返還を受けるため、原子力規制委員会に事業所外廃棄確認を申請した。返還ガラス固化体の輸送は、9月頃の日本到着を計画している。

今回の申請は、今年度青森県六か所村にある日本原燃の廃棄物管理施設に搬入する返還ガラス固化体124本分について、電力会社が「荷主としてガラス固化体を貯蔵する際に守るべき保安措置」などの確認を得るために行った。

3会社は昨年4月から11月にかけて、英国セラフィールド再処理工場で返還されるガラス固化体の測定を実施し、「外観などが良好」であることを確認している。

ガラス固化体は、核燃料サイクル工程の最後の段階となる地層処分を行うための最終梱包・処理形態で、ステンレス製の容器へガラスとともに融解した高レベル放射性廃棄物を注入・固化させたもの。