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富士通、夕食宅配事業向けサービス発売

2011年6月30日 (木)

拠点・施設サービスの流れ(出典:富士通)富士通と富士通中国システムズ(FJCS)は30日、夕食宅配事業を支援するSaaS「夕食宅配ソリューション」を発売する。

 

このサービスは、高齢者を中心にニーズが高まっている夕食(弁当)宅配を行う事業者を対象に、会員情報とともに、受注、宅配、料金回収に至る一連のプロセスをトータルに管理するもの。

 

富士通グループのデータセンターを利用したSaaS型での提供により、顧客はICTシステムを自社で構築することなく、宅配事業の立ち上げをスピーディーかつ低価格で実現できる。また、弁当宅配実績数に連動した従量課金方式を採用しているため、ICTコストの最適化が可能。

 

近年、急速な高齢化や過疎化によるいわゆる「買い物難民」や、単身世帯の増加から、夕食(弁当)を会員に届ける夕食宅配事業のニーズが高まりつつある。しかし、この事業を行うためには、会員情報、注文情報、配達情報、配達委託情報、代金情報、請求情報、入金情報などの多種多な情報を管理する必要があり、自社でICTシステムを導入すると、高額な初期投資や時間がかかることが課題となっている。

 

こうした課題を踏まえ、富士通とFJCSは夕食宅配事業を支援するSaaS「夕食宅配ソリューション」を提供するもの。すでにコープやまぐち、生協ひろしま、コープこうべなどにパッケージで提供しており、そのノウハウを活用してSaaSとして提供する。

 

料金は定額制で、初回35万円、注文情報登録基本料として月8万5000円が必要。また、弁当宅配数1個につき従量課金として3.5円が課金される。