ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

全ト協調べ

14年のトラック死亡事故、件数減少も目標に及ばず

2015年7月9日 (木)

調査・データ全日本トラック協会は9日、トラックが第1当事者となった2014年の死亡事故統計の分析結果をまとめ、公表した。死亡事故件数は330件で、前年より19件減少、2011年との比較では17件減少した。

▲発生地別(出所:全日本トラック協会)

▲発生地別(出所:全日本トラック協会)

件数は減少したが、全国の営業用トラック台数122万4608台(2014年3月時点、トレーラ、軽自動車を除く)に対する1万台当たりの死亡事故件数は2.69となり、目標値の2を大幅に上回る状況となった。

発生地別では東京都が最も多く26件、次いで大阪府24件、埼玉県20件、千葉県18件、神奈川県17件などと続いている。上位10都道府県のうち、東京都、千葉県、神奈川県、兵庫県、静岡県、長野県、北海道で死亡事故が増加した。

車籍別では埼玉県が最も多く26件、次いで大阪府24件、千葉県19件、神奈川県、愛知県がそれぞれ16件など。埼玉県、大阪府、千葉県、神奈川県、広島県が前年より増加した。

11年から14年まで4年間の傾向をみると、道路区分別ではいずれも高速道路以外の一般道路が多く、おおむね8割程度で、一般道路の死亡事故割合がやや下がっている。車両区分別では、大型車が5-6割程度と多く、次いで中型が3-4割程度。13年まで普通車の件数が増加傾向にあったが、14年は6件減少した。

■データの詳細
http://www.jta.or.jp/kotsuanzen/jiko/ITARDA_H26.pdf