荷主三菱ふそうトラック・バスは14日、新たに中型トラック「新型ファイター」(GVW8トンクラス)に高出力エンジンのラインアップを追加し、全国の三菱ふそう系販売会社と、三菱ふそうトラック・バスの地域販売部門から発売した。年2000台の販売を目指す。
新型ファイターは、昨年からGVW11トン以上の大型仕様車、GVW8トン車の一部クラスを発売しており、今回の車種追加で全てのラインアップが揃う。
今回追加した新型ファイター(エンジン出力177kW/240PS、199kW/270PS)は、同社製の「6M60型」エンジン(直列6気筒、排気量7.5リットル)を搭載。最大トルク10%アップによる動力性能の向上と、環境に優しい「BlueTecシステム」の採用に加え、新たにISS(アイドリングストップ&スタートシステム)を全車に標準装備し、燃費向上によるCO2削減を実現した。
この結果、全車でポスト新長期排出ガス規制(2009・22年規制)に適合。また、PM排出量を規制値より30%低減したことにより、九都県市指定低公害車にも認定され、環境性能に優れた車を実現した。さらに、全車で2015年度重量車燃費基準を達成し、自動車重量税と自動車取得税がそれぞれ75%減税となる「エコカー減税」の対象車とした。
東京地区販売価格は、キャブ付きシャシー仕様車が746万9700円(税込)、平ボデー完成車が817万3200円(同)となっている。