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トランクルーム需要拡大背景に物件取得加速

キュラーズ、東京・中野で50店舗目の物件取得

2015年7月23日 (木)

拠点・施設キュラーズは23日、50店舗目となる大型の新物件を東京都中野区で取得したと発表した。同社は拡大を続けるトランクルーム需要を背景に物件取得を加速しており、中野区では6月26日に物件を取得、同区エリアで初の出店となった。ニーズに対応して500室を超える大型店舗として2016年春の開業を目指す。

キュラーズ、東京・中野で50店舗目の物件取得

▲トランクルーム市場、店舗数推移(出所:キュラーズ)

今後も年間10%か年間5-6店舗の出店拡大を目指してトランクルーム物件の購入を進めていく考え。

トランクルーム市場は08年以降、毎年10%の成長を続けており、14年には調査開始以来初の市場規模500億円の大台を突破した。50店舗目を迎えるキュラーズを含め、トランクルーム市場全体でも店舗数は増加の一途をたどり、14年に6700店舗(前年比9%増)を超えた。

今後も同様の成長が続くと仮定した場合、東京オリンピックが開催される20年には市場全体で1万店規模まで成長する可能性があるという。こうした成長性の高さから、近年は海外の投資家からも注目を集め、ことし5月には国内で初めてトランクルーム事業に特化したシンポジウム「アジアセルフストレージエクスポ2015」が開催された。

キュラーズ、東京・中野で50店舗目の物件取得■取得物件の概要
物件名:キュラーズ中野
所在:東京都中野区中野5-5-11
取得日:2015年6月26日
敷地面積:580.43平方メートル
建物延床面積:2247.5平方メートル
規模構造:鉄筋コンクリート7階建
用途:現状の事務所・研修所からトランクルームに転用