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郵船ロジ 4-6月期、南アジアで投資効果、利益率改善

2015年7月31日 (金)

ロジスティクス郵船ロジスティクスが7月31日に発表した4-6月期連結決算は、日本セグメントで損益が3億4900万円悪化したものの、投資効果を発揮した南アジアで全社の営業利益の87%を稼ぎ出し、全体の営業利益が43.8%の増益となった。売上高営業利益率は前年同期の1.2%から1.6%へと0.4ポイント改善した。

日本セグメントは、海上事業の取扱実績(TEU)が4.4%減少。輸入は自動車関連部品や衣料品などが低調な荷動きとなり、取扱件数が5.1%減った。

航空事業は、米国港湾混雑による海上輸送からのシフトを含めた緊急出荷が収束したものの、仕入れ環境は高止まりが継続した。輸出は取扱重量が0.5%減。輸入は医療機器関連品などの荷動きが期待した水準に届かず6.3%減となった。

セグメント売上高は206億6300万円(1.5%減)、損益は2億600万円の利益から1億4300万円の損失へと落ち込んだ。

一方、南アジア・オセアニアセグメントは、特にロジスティクス事業でこれまでの積極的な投資や販売拡大の効果が現れ、自動車関連部品や電子・電気機器関連品などの取扱いが拡大。売上高が19.1%増の241億2300万円、部門利益も14%増の16億2500万円となった。

[郵船ロジスティクス]2016年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)

 2016年3月期第1四半期2015年3月期第1四半期増減 
売上高
117,562103,65813.4%
営業利益
1,8631,29543.8%
経常利益
2,0331,40944.2%
当期純利益
642-518-