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ニチバン、メディカル事業の生産拠点を再編

2015年8月11日 (火)

メディカルニチバンは10日、医薬品生産工場の新設を軸としたメディカル事業生産拠点の再編を発表した。

OTC貼付剤、医療用貼付剤需要拡大に対する生産能力を拡充するため、愛知県安城市に工場を新設する。これに伴い、メディカル事業製品の生産機能を新工場とニチバンメディカル(福岡県筑前町)に再編し、グループ内の最適生産体制を構築する。

現在の大阪工場(大阪府藤井寺市)は建物などが老朽化していることから、2018年3月期をメドに生産を終了する。大阪工場で勤務する正社員の処遇については、雇用の維持を優先し、新工場での勤務を基本として配置転換を進める。

また、基礎研究の役割を担っている中央研究所を新工場へ移設し、将来の事業拡大に向けて要素技術・加工技術に関する研究体制の強化を図る。

■新工場の概要
所在地:愛知県安城市二本木新町3-1(現在の安城事業所敷地内)
建築面積:4700平方メートル
延床面積:1万6000平方メートル(うち中央研究所部分2500平方メートル)
生産ライン:メディカル事業の医薬品生産設備
主要生産品:鎮痛消炎貼付剤、経皮吸収型製剤など
総工費:建物建設費、新規設備含め60億円
工期:2016年3月から着工、2017年10月稼動
資金調達方法:内部資金による調達