ロジスティクス伏木海陸運送が12日に発表した前6月連結決算は、グループ事業の集約や業務効率の向上に取り組み、主力の港運、陸運事業で増益となったことを受け、営業利益が32.3%増の6億4600万円となった。売上高営業利益率は前年同期の3.6%から4.6%へと改善した。
港運事業は、原料の輸入や海上コンテナの取扱いが増加した一方、原木・製材の輸入が減少して0.1%の減収となったが、燃料費が減少したことで部門利益は25.1%の増益を確保した。陸運は軽油の値下がりで部門利益が4.2倍増となった。
今期は新興国の成長鈍化傾向やロシアのルーブル安による購買力の低下で港運事業が弱含みで推移すると予測。売上高141億円(0.1%増)、営業利益5億2000万円(19.6%減)、最終の純利益1億6000万円(50.6%減)と減益を見込む。
[伏木海陸運送]2015年6月期連結決算(単位:百万円)
2015年6月期 | 2014年6月期 | 増減 | ||
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売上高 | 14,090 | 13,682 | 3.0% | |
営業利益 | 646 | 488 | 32.3% | |
経常利益 | 583 | 405 | 43.9% | |
当期純利益 | 323 | 200 | 61.2% |