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伊藤忠、住友軽金属など5社、米アルミ板圧延品メーカーを買収

2011年8月4日 (木)

M&A伊藤忠商事は3日、100%子会社の伊藤忠メタルズ、住友軽金属工業、古河スカイ、住友商事とともに、米国BPカンパニー・ノースアメリカ社の100%子会社でアルミニウム板圧延品製造販売会社のARCOアルミニウム社を買収したと発表した。各社の出資比率は、住友軽金属40%、古河スカイ35%、住友商事20%、伊藤忠商事2%、伊藤忠メタルズ3%。

 

ARCO社は1日付で、名称をトライ・アローズ・アルミニウム(TAA)に変更した。TAAは、生産品種をアルミ缶材に特化して製造を行う世界最大級のアルミニウム板圧延工場であるローガンミル(非法人合弁事業)の資産の約45%持分、その運営会社のローガンアルミニウムの60%出資持分を所有し、ノベリス・コーポレーションとの合弁で事業を運営していく。

 

TAAとノベリス社は、原材料をロングミル社に供給し、それぞれの製品を販売していく。伊藤忠グループはTAAへの経営参画を通じ、アルミ缶材ビジネスで北米・中南米市場でのプレゼンスを獲得し、グローバルマーケットでの影響力を高めていくとしている。