カネカ、マレーシアに合成繊維の新生産拠点

アパレルカネカは16日、合成繊維事業のグローバル展開を強化するため、カネカマレーシアの敷地内に100％出資子会社カネカイノベイティブファイバーズ社を設立したと発表した。

同社の合成繊維事業の海外売上高比率は90％を超えており、日本国内での生産に加えて中国山東省青島市の青島海華繊維有限公司でも生産を行っていたが、マレーシアの生産拠点を加えることで、合成繊維事業のグローバル展開を加速する。

合成繊維事業は、現在防護服などの原糸となる難燃分野、獣毛ライクの特性を活かしたパイル分野、人毛ライクの特性を活かした頭髪装飾分野の3本柱で事業展開を行っているが、特に頭髪装飾分野のアメリカ、アフリカマーケットの需要が旺盛で、この需要に対応するため、生産拠点を設置したもの。