除染土のうの輸送に特化した統合管理システム

サービス・商品奥村組と伊藤忠テクノソリューションズ（CTC）は16日、除染土のうを貯蔵施設へ運搬する際の、輸送計画の策定に有効な「輸送統合管理システム」を共同開発したと発表した。

同システムの特徴は、除染土のうを貯蔵施設へ効率的に搬出するため、土のうごとに内容物、発生場所、放射線量の情報を記録したRFIDタグを作成・貼付し、これを排出時にリーダーで読み取ってデータを自動的に収集する。

全作業員の被ばく線量を漏れなく把握するため、GPS機能付きの線量計を携帯することで、線量の計測値や位置情報、作業時間のデータをリアルタイムで記録し、作業員の被ばく線量を常時監視。また、搬出場所や時間帯、運行ルート、車両の必要台数の最適解を算出して輸送計画を立案する。

これらの情報を一元管理し、運搬作業の進捗状況や特記情報を、クラウドの専用ポータルサイト上に表示する。

（出所：奥村組）