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コープ東北、新拠点でRFID用いた搬送容器管理

2015年10月29日 (木)

サービス・商品凸版印刷は28日、UHF帯RFIDを用いた物流向け搬送容器管理システムを開発し、生活協同組合連合会コープ東北サンネット事業連合(仙台市泉区)が2016年6月1日に稼動させる物流拠点「コープ東北ドライ統合物流センター」の搬送容器管理に採用された、と発表した。

コープ東北、新拠点でRFID用いた搬送容器管理

▲防水対応ICタグラベル・左と、コープ東北ドライ統合物流センターでの利用イメージ・右

このシステムは、凸版印刷が06年から提供している循環資材管理パッケージソフト「ネットルーパス」の機能を改修して開発したもので、搬送容器の輸送状況・所在を可視化し、滞留や紛失を防ぐ効率的な運用が可能になる。

コープ東北サンネット事業連合が使用している折り畳みコンテナやカゴ車、カートラックなどの搬送容器にICタグラベルを貼り付けた。取り付け手法や場所、読み取り方法などを工夫し、素材や形状の違うすべての搬送容器に同じ仕様の防水対応ICタグラベルを導入。コスト削減と、管理対象となる搬送容器の範囲拡大に寄与した。

システムの運用に際しては、コープ東北ドライ統合物流センターの運営を受託している丸和運輸機関(埼玉県吉川市)が全体運営と管理を、東芝テックがICタグの印字・エンコード、周辺関連機器の販売・保守を担う。

凸版印刷は今後、ネットルーパスを中心にRFIDを用いた物流業界向け搬送容器管理システムを拡販し、18年に関連受注を含めて10億円の売上を目指す。