ロジスティクス佐渡汽船が9日発表した1-9月期決算は、燃料費の減少で海運と一般貨物自動車運送事業の収益が改善し、営業利益が前年同期を1億7000万円上回る2億6700万円となった。
海運セグメントは、旅客、自動車航送台数、貨物輸送トン数がいずれも減少し、3%の減収となったが、燃料費の減少で利益が増加。貨物自動車運送事業も公共事業の減少で9.1%の減収となったが、燃料費が減少したことでセグメント損失が前年同期の2365万円から1989万円へと縮小した。
ただ、下期に入ってからは佐渡島内の人口減少に伴う生活物資輸送、公共工事の減少による貨物輸送・トラック航送台数の減少が大きく、売上、利益ともに下方修正、売上高は1.6%減収の118億200万円、営業利益は2億6600万円となる見通し。
[佐渡汽船]2015年12月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2015年12月期第3四半期 | 2014年12月期第3四半期 | 増減 | ||
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売上高 | 8,949 | 9,195 | -2.7% | |
営業利益 | 267 | 97 | 174.8% | |
経常利益 | 177 | 22 | 672.0% | |
当期純利益 | 846 | -217 | - |