ロジスティクス名鉄運輸が6日発表した9月中間決算は、売上高が0.6%の伸びにとどまった一方、運送委託費の削減と燃料費の減少で営業利益が76.2%の大幅な増益となった。売上高営業利益率は前年同期の2.3%から3.9%へと1.6ポイント改善した。
航空利用運送事業では取扱貨物量が減少し、1億1200万円の減収となったが、主力の貨物運送自動車事業で運賃単価の上昇で3億6700万円の増収を確保し、全体として2億5000万円の増収につなげた。
また、貨物自動車運送事業で燃料価格の低下に伴う燃料費の減少効果が大きく、同事業単体で9億2100万円の増益となったことから、航空事業などの減益分を吸収した。
[名鉄運輸]2016年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)
2016年3月期第2四半期 | 2015年3月期第2四半期 | 増減 | ||
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売上高 | 45,100 | 44,849 | 0.6% | |
営業利益 | 1,779 | 1,010 | 76.2% | |
経常利益 | 1,835 | 1,050 | 74.7% | |
当期純利益 | 1,105 | 644 | 71.5% |