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ルネサス、子会社RSMC高知工場を3年以内に閉鎖

2015年12月2日 (水)

拠点・施設ルネサスエレクトロニクス(東京都江東区)は1日、子会社のルネサスセミコンダクタマニュファクチュアリング(RSMC、茨城県ひたちなか市)の高知工場(高知県香南市)を3年以内に閉鎖すると発表した。

今後2から3年をメドに工場閉鎖を伴う集約方針を決定したもので、現在生産している製品は、同社グループの他拠点へ生産を移管するほか、一部は生産を中止する。

同社は2013年8月、高知工場について「生産能力を縮小し、適正体格で運営継続」していく方向を打ち出していたが、「現状の生産負荷状況、将来の生産負荷を再度検討した結果、当初想定以上に減少」していることから、同工場の収益性維持が課題になっていた。

生産効率の向上や他社への事業譲渡に動いたものの、生産負荷の減少を埋める打開策を見出せなかったことから、工場集約の方針を決めた。集約後の高知工場の活用については「高知県の協力を得て、譲渡先を確保するよう努力していく」としている。