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双日、インドネシアの工業団地を拡張

2011年9月20日 (火)

荷主双日は20日、インドネシア最大の華僑財閥「シナルマス」グループと共同で開発したデルタマスシティ内の工業団地「グリーンランドインターナショナルインダストリアルセンター」(GIIC)を、700ヘクタールに拡張すると発表した。これにより、工業団地の総面積は第二期600ヘクタールと併せて1300ヘクタールとなる。

 

日系を中心とした製造業の成長著しいインドネシアへの新規進出や、増産に伴う生産ラインの拡張用地の需要に対応するため、現在販売中の第一期の400ヘクタールに隣接地300ヘクタールを追加するもの。

 

同工業団地は、既に第一期区画の販売を進めており、二輪自動車・四輪自動車の部品、家電、日用品などの製造業の進出が決定し、30社以上、300ヘクタールが完売した。日系企業をはじめとする外資企業のインドネシア進出が、引続き増加傾向にあることから、第一期区画に隣接する400ヘクタールについて、用途変更を行い、工業用区画として追加販売を決めた。

 

拡張地は2012年4月頃から引渡しを行う計画で、1ヘクタール前後から100ヘクタール程度の区画まで、ニーズに応じて販売する。

 

GIICは、インドネシアの首都ジャカルタから東へ37キロメートルのブカシ県に位置し、高速道路の専用インターチェンジからデルタマスシティ内の複車線道路を通り直接アクセスできることから、物流の利便性が高い。

 

また、既存工業団地での販売用の余剰土地が枯渇する中、新規販売としてはジャカルタ市内に最も近い日系工業団地。そのため、自動車部品メーカーや家電メーカーに加え、食品メーカーなど生活産業分野のメーカーの進出も期待されている。