財務・人事渋沢倉庫は17日、政策保有株として保有していたフジテック株について、投資会社Bospolder1が実施した公開買い付け(TOB)への応募が成立したと発表した。保有する普通株56万4700株の全量が買い付けられ、売却価格は1株5700円、売却総額は32億1890万円となった。決済開始日は12月22日。
同社は今回の売却により、2026年3月期第3四半期決算において、投資有価証券売却益26億5800万円を特別利益として計上する。フジテック株は渋沢倉庫にとって政策保有株に位置付けられており、フジテック取締役会がTOBへの賛同を表明していることや、買付条件が妥当であると判断したことから、応募を決めたとしている。
今回のTOBは、欧州系投資ファンドEQT(スウェーデン)によるフジテック買収の一環として実施された。発行済み株式の9割超を対象とする大型案件で、成立すればフジテックは上場廃止となる見通しだ。長期化していた創業家と海外アクティビストファンドとの対立に区切りをつけ、ガバナンス再構築を進める狙いがあるとされる。
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