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兼松日産農林、プレカット事業から撤退

2011年9月28日 (水)

ロジスティクス兼松日産農林は28日、プレカット事業から撤退することを決めた。2012年3月31日付で同事業を廃止する。

 

木材加工事業部門の一部として手掛けてきたプレカット事業は、仙台事業所(宮城県黒川郡大衡村)で営業しているが、新設住宅着工戸数の減少、大規模プレカット工場の台頭による競業激化、製造設備の老朽化に伴う作業効率の低下などで連続赤字の状況となっていた。

 

また、東日本大震災の津波で仙台埠頭の外部営業倉庫に委託保管していた原材料に多大な損失が発生した。

 

4月以降、プレカット部の製造は再開しているが、「今後も厳しい事業環境が続く」とみられることから、事業年度末までに撤退することを決めたもの。

 

仙台事業所は、併存している保存木材部の東北工場として、木材防腐・防蟻処理事業に活用する。撤退部門の建物など、不動産は保存木材部門の倉庫として継続使用する。