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商船三井、3Q経常益3割増も通期予想下方修正

2016年1月29日 (金)

ロジスティクス商船三井は29日、2015年4-12月期連結決算を発表した。コンテナ船やフェリー・内航事業の減収を受けて全体でも2.1%の減収。経常利益は利益を4割伸ばした不定期専用船事業がけん引し、30.2%の増益となった。

ただ、下期はドライバルク船市況が想定を大きく下回り、コンテナ船で運賃率の回復が遅れていることから、通期の売上高予想を前回発表時より380億円少ない1兆7200億円に下方修正。経常利益も100億円引き下げ、前期比37.7%減の320億円にとどまる見込みとなった。

10-12月期のフェリー事業は、子会社の商船三井フェリーで大洗-苫小牧航路の就航船が15年7月末に車両甲板火災事故を起こし、その復旧工事のために休航していた影響で、旅客・貨物輸送量がともに減少。

ほかの航路は堅調に推移し、内航事業は在庫調整が続いたことで鋼材輸送量が軟調に推移した。フェリー・内航事業全体では、減収増益となった。

[商船三井]2016年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)

 2016年3月期
第3四半期
2015年3月期
第3四半期
増減 
売上高
1,317,1341,344,906-2.1%
営業利益
9,5867,55027.0%
経常利益
38,79229,78630.2%
当期純利益
13,29424,885-46.6%