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ANA貨物部門、日本発着貨物伸びず減収

2016年1月29日 (金)

ロジスティクスANAホールディングスは29日、2015年4-12月期連結決算を発表した。貨物部門は国内線、国際線ともに減収となった。

国内線は有効貨物トンキロが0.9%減の14億2129万2000トンキロとなったことを受け、貨物収入が3.1%減の244億円となった。航空貨物需要が伸び悩むなか、予約販売システムを活用し、貨物代理店へ空きスペース情報をリアルタイムに提供することで、需要の取り込みに努めたが、円安の影響で国際線から転送される貨物が減少し、収入が伸び悩んだ。

国際線は有効貨物トンキロが9.7%増の45億3685万4000トンキロと拡大したものの、貨物収入は5.8%減の883億円にとどまった。

拡大した旅客便ネットワークを活用して需要の取り込みを図ったほか、15年10月から成田-厦門-沖縄線、成田-青島-沖縄線を新規開設するなど、沖縄貨物ハブを活用したアジア域内の三国間輸送貨物、エクスプレス貨物を取り込んだが、日本発貨物、円安の影響を受けた海外発日本向け貨物が伸び悩み、減収となった。