ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

三井倉庫HD・3Q、海外事業の収益悪化し営業益4割減

2016年2月8日 (月)

ロジスティクス三井倉庫ホールディングスが8日発表した2015年4-12月期連結決算は、丸協運輸グループの買収効果で売上高が19.7%増の1487億7500万円となった一方、海外事業の収益悪化を受けて営業利益は39.1%減の26億3200万円と低迷した。これを受け、通期営業利益予想を従来予想から18億円低い35億円へ下方修正。前期比では42.8%の減益となる見通し。

港湾運送で船社の取り扱い減少、世海外事業の収益悪化、航空貨物輸送の伸び悩みが大きな減益要因となった。

3PL事業を担う三井倉庫ロジスティクスは売上高266億900万円に対し、営業利益が13億5600万円と全部門でトップの利益を稼ぎ出したが、売上規模が372億1400万円ある倉庫部門で利益が8億4600万円にとどまったほか、三井倉庫インターナショナル(海外事業部門)も売上高316億5600万円に対して利益が3億2200万円と不振だった。

三井倉庫ビジネストラストが担うアウトソーシング業務は3億円の赤字を計上した。

[三井倉庫ホールディングス]2016年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)

 2016年3月期
第3四半期
2015年3月期
第3四半期
増減 
売上高
148,775124,31119.7%
営業利益
2,6324,325-39.1%
経常利益
-4504,035-
当期純利益
3221,629-80.2%