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長野県が佐久市の運送会社告発、軽油と灯油混ぜ脱税

2016年2月22日 (月)

事件・事故長野県はこのほど、軽油と灯油を無許可で混ぜて炭化水素油161万リットルを不正に製造したうえ、軽油引取税2476万円を脱税していたとして、運送会社「エムケーアール」(犯行時の社名は佐藤運送、長野県佐久市)と役員4人を地方税法違反の疑いで長野地検に17日付で告発した。

エムケーアールは2013年11月頃から15年9月頃までの間、知事の承認を受けずに軽油と灯油を混ぜて炭化水素油161万1269リットルを製造し、燃料として使用。会計帳簿に虚偽記載するなどの不正行為により、軽油引取税2476万7383円を免れた。

14年7月、県の不正軽油ホットラインに事件の端緒となる匿名の通報があったことを受け、県が内偵調査を開始。15年5月に県から長野県警へ協力を依頼し、合同捜査に着手し、同年9月7・8日にエムケーアールの事務所など関係先を強制調査して証拠品を押収した。

これらの捜査で地方税法(軽油引取税)違反の容疑が固まったことから、17日にエムケーアールと役員ら4人を地検へ告発した。