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日立造船、子会社が破産手続開始を申立て

2011年10月21日 (金)

話題日立造船は21日、連結子会社のエヌビイエル(NBL)が破産手続開始の申立てを行うと発表した。負債総額は7億8900万円。

 

日立造船は、複合材料を用いた工業用資材の製造販売などを手掛けるNBLから、生産体制の構築に向けて協力要請を受け、2009年3月にNBLの株式20%を取得。

 

同事業を支援してきたが、NBLの資金難にさらなる支援が必要であったことから、2010年3月にNBLの発行済株式の過半数を取得し、同社を子会社化した。

 

その後、NBLの事業を新設分割で日立造船コンポジットマテリアルに統合した。NBLの負債は、日立造船に対する借入金債務が最も多額となっているが、それ以外にNBLの旧取締役の一部が債権の存在を主張していることなども考慮し、「平等、適正にNBLの債務を整理するためには、裁判所の主導による破産手続きが最も適切」と判断、破産手続開始の申立てを行うことにしたもの。