イベントトーハンは3月31日、中国の出版最大手「中国出版集団」の経営幹部7人が3月25日から27日の日程でトーハン本社や桶川SCMセンターを視察したと発表した。3月25日にトーハン本社を訪れた一行は、日中両国の出版業界でのネット書店や電子出版の伸長といった環境変化、対応策について意見を交換した。
視察団の王涛団長は「中国の出版界は日本を手本に近代化の歩みを進めてきた。今回の訪日を通じ、ネット書店やデジタル化の進展などの課題は中日間で共有できるとの思いを強くした。今後、『中国出版トーハン』の機能強化について具体的な提案を行う」と述べた。
翌日はトーハン桶川SCMセンターを訪問。センターを初めて視察した王団長は「IT技術を駆使し、自動化された日本最大級の出版流通システムを視察できたことは、今秋に物流センターを稼動させるわれわれにとって大変有意義で感銘を受けた」と話した。