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大和ハウス、被災顧客向け救援物資が熊本・福岡到着

2016年4月17日 (日)

ロジスティクス大和ハウス工業は17日、熊本地震を受けて岡山工場から災害備蓄品を積んだ大和物流のトラックが同日8時、熊本支店と福岡支社に到着したと発表した。

福岡支社に到着した備蓄品は後に熊本支店へ送り、顧客へ配布する。また17日15時には、大阪から福岡支社へ水1000本、アルファ米500食、カロリーメイト550箱、ビスコ20缶、簡易トイレ100個、毛布50枚、ガソリン携行缶20缶の救援物資を出荷した。

同社は16日にも毛布300枚・ブルーシート数十枚を益城町の熊本県消防学校に寄贈しており、これらを合わせた救援物資は水・茶(500ミリリットル)が3750本、アルファ米1500食、カロリーメイト2010食などとなっている。

被災地では同社が賃貸住宅を建設している現場の1か所で、建設資材が落下するなどの被害が出ており、熊本県内の建設現場では4月24日まで休工、九州内の全県でも4月18日まで休工としている。

熊本支店は停電・断水で建物内に入れない状況が続いており、18日に仮設事務所を建て、発電機を導入して対応する計画。同支店の社員は1人がケガを負ったほか、残る120人は全員無事だという。

応急仮設住宅・応急仮設住宅については、熊本県からプレハブ建築協会にまだ正式な依頼を受けていない状況だが、同社と大和リースでは、プレハブ建築協会から依頼を受け次第、すぐに応急仮設住宅の建設に取りかかれるよう対応・準備を済ませている。

被災エリアには震度6弱以上の地域に7000棟の同社顧客住宅・賃貸住宅・マンション・店舗・建築物件が、震度5弱以上の地域に2万4000棟が建っており、同社は震度6弱以上の物件に優先的に連絡し、現場確認を進めている。これまでのところ、ドア・サッシが開かない状況やガラスが割れる被害、給湯器の故障などの被害が発生している。