レック、物流拠点整備へ資金調達

ロジスティクス家庭日用品の製造・販売事業を展開するレックは8日、新たに物流拠点を整備するため、公募増資、第三者割当増資を行うと発表した。

同社は品質向上、納期短縮、コスト削減などに向けて静岡工場の建設、四国工場の拡張、海外製造子会社の設立など、製造関連設備への投資を行い、生産の内製化を進めてきた。グループの物流は、物流拠点周辺に小規模倉庫を賃借して対応していたが、今回の公募増資により、新たに物流設備の建設、物流システム構築などを行うことで、業容拡大に伴って増加した物流業務の効率化・合理化を図る。

今回の公募増資、第三者割当増資で調達した資金のうち、物流設備への設備投資資金に15億円を充て、残額が生じた場合は2012年3月末までの短期借入金の返済に充当する。物流設備資金は、物流施設の建設、物流システム構築などに充てる。

具体的には、12年8月末までに6億円を第五倉庫への設備投資（建設資金に5億2000万円、物流システム構築などに8000万円）、12年9月末までに9億円を富士裾野センターへの設備投資（建設資金に7億7000万円、物流システム構築などに1億3000万円）に充当する。