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日本製紙、事業多角化へ高付加価値セルロース用途に参入

2011年12月1日 (木)

産業・一般日本製紙グループ本社は1日、日本製紙ケミカルの基幹工場・江津事業所(島根県江津市)で新パルプマシン(3号マシン)が竣工したと発表した。

 

同社グループで紙以外の事業を強化するため、2009年12月に建設を決め、昨年11月から工事を進めてきたもの。投資金額は63億円で、ロール形状(巻取)パルプを生産することができる。

 

日本製紙ケミカル江津事業所は、国内唯一の溶解パルプ生産工場として、レーヨンやセロファンを製造する国内外のユーザーに対し、シート形状(平判)の溶解パルプを供給している。

 

3号マシンの完成により、事業領域の拡大と収益力強化に向け、新たに高付加価値セルロース用途の参入を目指すとしている。