拠点・施設不動産デベロッパーの森トラスト(東京都港区)は2日、グループ会社のエスリードリアルティ(大阪市福島区)と共同で、神戸市東灘区の六甲アイランドに冷凍・冷蔵機能を備えた賃貸物流施設「神戸六甲MT Logi Cold」を開発したと発表した。1月30日に完成しており、同社にとって物流施設事業は初の参入分野となる。

▲「神戸六甲MT Logi Cold」外観(出所:森トラスト)
物流施設市場はこれまで堅調に推移してきたが、近年は食品EC(電子商取引)市場の拡大や冷凍食品需要の増加を背景に、冷凍冷蔵倉庫への需要が一段と高まっている。加えて、既存施設の老朽化や冷媒規制の強化を受けた建て替え需要も顕在化している。従来は自社保有が主流だった冷凍冷蔵倉庫についても、建設費の高騰などを背景に、賃貸を前提とした拠点戦略を採る物流事業者が増えており、同社はこうした市場環境を事業参入の好機と判断した。
立地は神戸港の湾岸エリアに位置する六甲アイランドで、コンテナターミナルを擁し、関西主要都市へのアクセスに優れる。阪神高速5号湾岸線・六甲アイランド北インターチェンジから2キロと、海運・陸運の結節点としての利便性が高い。大阪湾岸道路西伸部の整備も進んでおり、中長期的な交通利便性の向上も見込まれる。六甲ライナー・アイランド北口駅から1.5キロと、公共交通による通勤にも対応する。
建物は地上4階建て、延床面積1万2900平方メートル。庫内はマイナス25度から5度まで対応可能な温度可変式の冷凍冷蔵仕様とした。1階には10トントラック15台が同時接車できるバースを設け、迅速な入出荷オペレーションに対応する。床荷重は1平方メートルあたり1.5トン、梁下有効高は5.5メートル以上を確保し、広域配送拠点としての実用性を重視した設計とした。
環境面ではCASBEE神戸ver.3でAランクを取得。全館LED照明や非常用発電機、太陽光発電設備を備え、敷地内にはEV充電スタンドも設置する。森トラストは今後、既存の不動産・ホテル事業に加え、社会ニーズを踏まえた新たな事業領域の拡張を進めるとしている。
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