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破綻の韓進海運、「最後まで力尽くした」

2016年9月5日 (月)

ロジスティクス韓国・韓進海運は5日、日本の会社更生法にあたる法定管理申請を8月31日に申請したと発表した。

同社は申請に至った経緯について「経営正常化のために最後まで全力を尽くしたが、(8月)30日、債権団は自律協約下での追加再建案を拒否し、猶予期間の延長を認めないことを最終決定した」と、債権者による猶予の延長拒否が直接の引き金になったことを明かした。

これにより、同社は自主再建が困難な状況に追い込まれ、31日午前の同社理事会で裁判所への法定管理手続き申請を決議。同日午後、ソウル中央地裁に申請した。その後、同地裁は同社の資産処分と弁済禁止の保全命令、債権者による資産強制処分を禁じる包括的禁止命令を発した。

今後は裁判所が1、2か月程度かけて同社の申請内容を審議し、再生か清算の可否を判断。再生可能と判断された場合、法定管理が開始され、負債の調整や「構造調整」などの本格的な再生手続に移る。