調査・データ東京商工リサーチが8日発表した1月の全国倒産集計によると、倒産件数は605件で1月としては1990年以来の低水準となった一方、負債額は1284億8700万円、1.2%増となった。
10産業のうち9産業で前年同月を下回ったが、唯一「サービス業他」が6か月連続で前年同月から増えた。地区別では東北が7か月連続で前年同月を上回った。10億円以上の大型倒産は25件発生し、11か月ぶりに増加。原因別では「運転資金の欠乏」が3か月連続で増えた。
「人手不足」関連倒産は32件で前年同月から8件増加。このうち「求人難」型が6件を占めた。「熊本地震」関連倒産は2件で累計12件。