
▲サタケの「マジックライス」
行政・団体広島県は11日、南海トラフ巨大地震などの大規模広域災害に対応するため、精米機のメーカーのサタケ(広島県東広島市)との間で、自社倉庫の在庫を「県の備蓄」とみなす協定を締結すると発表した。この取り組みは全国初となる。
県では、大規模災害に備え、2021年度までの5年間で食料などの備蓄量を現行の3.5倍に増加させることを目指しており、この備蓄量を確保するため、県備蓄倉庫の備蓄に加え、民間物流倉庫の在庫を県の備蓄とみなす「流通備蓄」を推進している。
サタケとは、同社が自社倉庫に保管する乾燥米飯 「マジックライス」のうち5万食を常時供給する協定を結ぶ。