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ヤマト、三重県でトヨタ部品三重共販と共同物流

2017年10月3日 (火)

話題ヤマト運輸は3日、三重県内の一部のルートでトヨタ部品三重共販(同県津市)と共同物流を開始する、と発表した。県内のほかの地域でも展開を検討する。

三重共販は販売店向けの部品供給を担っているが、トラックドライバー不足で配送網の維持が課題となっていることから、ヤマト運輸が事業所間で運行するトラックの荷台スペースを活用し、両社の荷物を混載して輸送する共同物流を立ち上げる。

遠隔地への配送ルートの一部をヤマト運輸のネットワークが代替することで、三重共販が手配するトラックはこれまでより走行距離を大幅に削減し、業務効率を高めることができるほか、ドライバーの業務負担を軽減し、働く環境の改善にもつなげる。

具体的には「津-名張・上野」と「津-松阪」の2ルートで混載をスタート。これまでは倉庫から販売店のある地域までの空走距離が長く、往復の運転時間がドライバーの負担となっていたが、共同物流への転換後は倉庫から販売店のある地域までの輸送をヤマト運輸が混載し、三重共販は最寄りのヤマトの営業所から販売店までの部品を行い、トラック1台あたりの生産性を高める。