ロジスティクス全米トラック協会(ATA)は13日、悪質な運送事業者の再参入を防ぐ新法案「SAFE法」への支持を表明した。法案は、連邦議会下院議員のハリエット・ヘイグマン氏(共和党)が提出したもので、違反や行政処分を逃れるために社名や登録番号を変えて再出発する「カメレオン運送会社」への対策強化を目的とする。
カメレオン運送会社とは、安全違反などで事業停止処分を受けた後も、所有者や管理者、車両、拠点を実質的に変えずに、新会社を装って営業を再開する高リスク事業者を指す。こうした行為は、保険負担や監督を回避するだけでなく、道路の安全を脅かす要因になっているとされる。
ATAのアレックス・ローゼン上級副社長は、「カメレオン運送会社は高速道路の安全を損なう存在であり、法令順守に投資する大多数の事業者を不利にする」と指摘。連邦運輸省(USDOT)と連携し、不適格事業者を排除してきたこれまでの取り組みを踏まえ、SAFE法を次期高速道路法制に組み込む考えを示した。
法案は、カメレオン運送会社の実態把握に向けた全国調査の実施や、連邦自動車運送業者安全局(FMCSA)による高度な自動化ツールの開発を盛り込む。新規登録時に不審な申請を検知し、危険な事業者が新たなUSDOT番号を取得する前に警告を出す仕組みを構築する。また、連邦と州当局のデータ共有を強化し、実質的な同一経営や車両の使い回しといった兆候を見抜く体制を整える。
一方で、誤認を防ぐため、人による審査と明確な異議申し立て手続きを義務付け、事業者の適正手続きも確保するとしている。法案提出者のヘイグマン氏は「深刻な違反を重ねた事業者が名前を変えるだけで再び走り出すことは許されない」と強調し、安全と公正な競争環境の両立を掲げた。
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