調査・データ中国・国家統計局は14日、2月1-10日の国内流通段階における主要生産財価格動向を公表した。全国2000の卸売業者などを対象に50品目を調査した結果、前回(1月下旬)比で28品目が上昇、20品目が下落、2品目が横ばいとなり、全体では値上がり品目が下落を上回った。
分野別にみると、鉄鋼は総じて弱含んだ。異形棒鋼(直径20ミリ)は1トン当たり3169元で0.3%下落、線材や熱延鋼板も0.4%前後の下げとなった。一方、シームレス鋼管は横ばいで推移し、大幅な需給変動はみられなかった。建設や製造向け需要の回復が鈍い状況が反映された形だ。
非鉄金属では明暗が分かれた。電解銅は0.3%上昇した一方、アルミ地金は2.8%下落、鉛も2.4%下げた。電池材料では、リン酸鉄リチウムが前回比11.9%安と大幅に下落しており、在庫調整や価格調整局面が続いていることを示唆する。
化学品では硫酸が3.3%上昇、純ベンゼンやエタノールも2%台の上昇となった一方、苛性ソーダや酢酸は下落した。エネルギー関連では、ガソリンが0.9%上昇したのに対し、LNG(液化天然ガス)は0.8%下落と方向感は限定的だった。石炭ではコークスが3.7%上昇し、製鉄向け需要の底堅さがうかがえる。
農産品では米や小麦、大豆が小幅高となる一方、生体豚は5.5%下落した。紙・パルプ関連では段ボール原紙が0.7%上昇し、物流資材コストへの影響も注目される。
同統計は流通段階の市場価格を対象としており、生産者物価とはタイムラグを伴う。2月上旬の動きは、中国国内の需要回復の遅れと、素材分野ごとの需給調整が交錯する状況を示しており、物流・製造コストの先行指標として引き続き注視が必要となりそうだ。
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