ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

大阪港24年港勢、外航コンテナ船減も貨物は増加

2026年2月16日 (月)

調査・データ大阪市が16日公表した2024年の大阪港港勢によると、入港船舶数は2万1050隻で前年比1.6%減、総トン数は1億1230万総トンで同0.1%減となった。船舶の隻数は減少したものの、貨物取扱量は増加し、港勢全体では底堅さを示した。

外航船は4617隻で5.1%減、総トン数は6783万総トンで1.8%減だった。外航船の内数であるフルコンテナ船は3206隻まで減少し、総トン数も4854万総トンに縮小した。外航定期航路では中国、韓国、東南アジア向けが引き続き主力だが、コンテナ船の寄港減が全体を押し下げた。一方、不定期航路は総トン数が増加し、ばら積み貨物などの動きがみられた。

内航船は1万6433隻と微減だったが、総トン数は4447万総トンと増加した。内航フェリーは1783隻で横ばいに近く推移し、フェリーによる貨物・人流の安定的な需要が港湾機能を下支えした。船舶乗降人員は138万人まで回復し、特に内航フェリーの利用が堅調だった。

海上出入貨物量は8560万トンで3.8%増となった。外貿貨物は3475万トンで、輸出は857万トン、輸入は2618万トンだった。輸出では化学工業品や再利用資材が増加した一方、鋼材や産業機械は減少した。輸入では電気機械や化学品が伸びたが、衣服や家具類は低調だった。

外貿コンテナ貨物は3122万トンと増加し、外貿貨物に占める比率は89.8%を維持した。コンテナ個数は202万TEUで、輸出は91万TEUとわずかに減少したものの、輸入は111万TEUと拡大し、全体を押し上げた。国別では香港を含む中国向け・中国からの取扱量が引き続き最大となっている。

内貿貨物は5085万トンに増え、移出は2266万トンと大きく伸びた。完成自動車や輸送機械の動きが活発で、九州方面向けが中心となった。移入は2819万トンで、完成自動車やセメント、砂利など建設関連貨物が主力だった。内貿のうちフェリー貨物は1656万トンを占め、内航物流におけるフェリーの役割の大きさが改めて示された。

貿易額は11兆722億円に拡大し、輸出が4兆6389億円、輸入が6兆3682億円となった。船舶寄港数の減少と貨物量の増加が同時に進む構図は、船型大型化や物流効率化の進展を反映したものといえる。大阪港は引き続き、外貿・内貿双方の拠点としての機能強化が問われそうだ。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。