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政投銀、寺田倉庫に新「DBJ防災格付」融資

2012年4月11日 (水)

ロジスティクス日本政策投資銀行(DBJ)は11日、寺田倉庫に対し、新「DBJ防災格付」に基づく融資を実施したと発表した。

 

新DBJ防災格付は、これまでの防災格付から「発災後の企業の迅速な復旧活動を含む事業継続の取り組み」を重視した設問体系へリニューアルしたもので、予防だけでなく、危機事案発生後の戦略・体制などを含めた企業の事業継続活動を総合的に評価する内容となっている。

 

寺田倉庫は、トランクルームによる荷物保管事業や文書・映像の保管・活用・廃棄を一括受託するBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)事業、賃貸倉庫をはじめとする不動産事業など、幅広い物流事業を展開している。

 

政投銀は寺田倉庫に対し、(1)什器類固定化や免震技術導入など、災害による自社資産や保管物品への被害の最小化に資する取り組みを推進している(2)経営陣を筆頭に防災、事業継続に関するマネジメント体制を構築・運用している(3)従業員に加え周辺近隣からの避難者も考慮した備蓄食料の確保や災害発生時での事業所周辺の宿泊施設の優先確保などの取り組みを実施している――といった点を高く評価した。