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ヤマト運輸「女性・高齢者が乗りやすくなる」と歓迎

アシスト力3倍、電動補助三輪自転車が10月末解禁

2017年10月19日 (木)

▲実証風景(出所:国土交通省)

話題国土交通省は19日、配送業務に用いられるリヤカー付き三輪電動アシスト自転車のアシスト力を現行の2倍から3倍へ引き上げる改正道路交通法施行規則が10月末をメドに公布・施行されることを受け、女性や高齢者など多様な人材を確保できるようになることから、配送業務における人手不足が解消に向かうとの期待感を表明した。

今回の規制緩和は、ヤマト運輸とヤマハ発動機が産業競争力強化法に基づいて申請し、事業活動計画の認定を経て9月30日まで機構や利用条件が異なる北海道、東京都、神奈川県、京都府、大阪府、福岡県でリヤカー付き三輪電動アシスト自転車の実証実験を実施。

この結果、「十分な実証結果が得られた」として、国家公安委員会が道交法施行規則の改正を検討、アシスト力の上限を2倍から3倍へ引き上げることとなり、10月末の施行後からアシスト力3倍のリヤカー付き三輪電動アシスト自転車を走らせることができることとなった。

ヤマハ発動機はアシスト力3倍のリヤカー付き三輪電動アシスト自転車の発売時期について、現在開発中であり、まだ決まっていないと説明。ヤマト運輸はアシスト力が3倍になることについて、「会社の方針として導入を増やしていくと決めたわけではないが、女性や高齢者が集配業務に就きやすい環境が整う」と歓迎しており、エリアの特性や雇用状況を見きわめながら運用していく考え。