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日通、中小越境EC向けに手軽で低コストな輸送商品

2017年10月30日 (月)

EC日本通運は30日、日本企業の製品を海外市場に輸出する、越境EC需要を想定した新たなサービス「海外展開ハイウェイ」の運用を開始した、と発表した。

海外展開ハイウェイは日通キャピタルが輸出者を代行し、輸出製品をまとめて輸送することで輸送コストを抑える。

▲海外展開ハイウェイのイメージ、輸出者日通キャピタル、輸入者パートナー商社(出所:日本通運)

海外販売を実現するまでの一連のサービスをパッケージで提供するため、出品者は申込書の送付、利用料金の支払い、日本国内指定倉庫への納品――を行うだけで利用できる、手続きのシンプルさが特徴。

「まとめ輸送」によってコストを抑えながら、貿易事務などの手続きをすべて日通グループが代行することができる。出品者による手続きもすべて日本語で行うことが可能。

これにより、出品者にとっては輸送コストと手間を抑え、海外消費者が購入しやすい価格で販売できるようになるほか、海外に在庫を持てるようになるため配達の所要時間も短縮できる。

このサービスは、中小企業庁の「日本産品の輸出促進プロジェクト」として誕生したもので、海外展開に向けて人材・言語・販売チャネル・海外情報の入手・コストといった課題を抱える中小企業の声を受けて商品化した。

すでに福岡県の「CtoCジャパン」が海外ハイウェイを利用し、米国のモール型ECサイトで抹茶碗を販売したという。

今後は米国だけでなく、サービス展開国・地域を欧州・アジアなどへ拡大し、同じ国・地域の中で複数のECサイトや実店舗でも販売できるよう、販売チャネルを拡充していく考え。

■海外展開ハイウェイの公式ホームページ
http://www.nittsu.co.jp/highway/