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日本郵船、グループ環境経営で4社の取組み表彰

2017年11月29日 (水)
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ロジスティクス日本郵船は29日、第11回「グループ環境経営連絡会」を14日に開催し、グループ会社46社から、旭海運、ユニエツクス、郵船商事、郵船ロジスティクスの4社による活動を企業価値向上に貢献したとして表彰したと発表した。

この連絡会は、日本郵船グループ会社が環境活動情報を共有し、グループ一体となって環境経営を推進することを目的に毎年1回開催している。表彰された4社は環境負荷低減技術をビジネスに結びつけた活動が高く評価された。

旭海運は、船舶エンジンのエアクーラーからの排熱を利用して発電を行うシステムを神戸製鋼所、三浦工業と共同開発し、同社社船による洋上搭載実験でCO2排出量2.3%削減を実現した。ユニエツクスはスタンレー電気と共同で製造・販売を行う港湾施設用LED照明により、従来のナトリウム灯に比べて消費電力とCO2排出量を66%削減し、環境負荷を低減したほか、視認性の向上による安心・安全な作業環境を実現した。

郵船商事は、同社が開発した「ULTY-V」導入により、ボイラ燃焼を安定化させ燃料消費を抑えることで最大1.67%の燃料を削減。同システムはCO2排出削減による省エネ効果が高く評価され紙パルプ技術協会から第45回佐々木賞を受賞した。

郵船ロジスティクスは断熱性や気密性に優れた輸送用ボックスを大日本印刷と共同で研究し、温度変化を嫌う貨物の輸送に利用することで、冷蔵トラックやリーファーコンテナに頼ることなく常温貨物との混載を可能とした。またボックスを回収してリターナブル使用することで環境負荷低減を実現した。

▲(写真左から)日本郵船の田澤直哉副社長、旭海運の竹之下登専務、郵船ロジスティクスの川島利夫執行役員、ユニエツクスのきらり事業推進グループきらり事業推進チーム板倉朋哉チーム長、郵船商事の土屋恵嗣社長、日本郵船経営委員北山智雄氏