ロジスティクスキューネ・アンド・ナーゲル(スイス)は6日、電力製品や自動化機器を展開するABB(同)と、チリでの協業を拡大したと発表した。
両社はこれまでも30年以上にわたってグローバルで連携しており、チリ国内でも10年以上にわたり、欧米からの航空輸送を中心とした物流支援を行ってきた。今回の新たな契約では、倉庫運営をはじめとする物流サービスに加え、ラストマイル配送やフルフィルメント業務にも対応し、ABBの3事業部(電化事業、モーション事業、プロセスオートメーション)を対象にサービスを展開する。既存の航空輸送体制と連携したクロスドック運用も導入された。

(出所:キューネ・アンド・ナーゲル)
キューネは、2024年にサンティアゴ市内に開設した複数顧客対応型の配送センターを活用し、チリ全土の120以上の拠点へ毎月300件のオーダー処理を行っている。同施設は最新鋭のセキュリティー設備を備えたAAA等級の物流拠点とされる。
両社は持続可能な物流の構築にも注力しており、キューネはABB専用の電動配送車両を導入。今後はエネルギー使用量の15%削減や、26年の太陽光パネル設置、廃棄物の埋立処分ゼロを目指す中期計画も進められている。
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